【映画レポート14】コンフィデンスマンJP(英雄編)感想


コンフィデンスマンシリーズの英雄編の感想を書いていきます。相変わらず面白いです!
コンフィデンスマンシリーズはドラマから劇場版まですべて視聴してきていますが、期待を上回った作品となっていました。
これまでのキャラがしっかり関わってくるのは「古沢良太」脚本が流石としか言えないですね。。。
それでは感想いってみましょう。
概要

脚本:古沢 良太
監督:田中 亮
出演:長澤まさみ、東出昌大、小日向文世、他
公開:2022年1月14日
放映時間:127分
興行収入:30億円弱?
コンフィデンスマンJPシリーズを手掛ける「田中亮」監督のもと第3弾として映画公開されました。
これまでのシリーズを通して作品つくられているため、物語に筋が通っていますし、違和感がない作品となっています。
出演はいつものメンバーに加え、松重豊、瀬戸康史、真木よう子、城田優、生田絵梨花といった豪華俳優陣も入りさらに盛り上がってました。
これまでシリーズに出演していたジェシー(三浦春馬)、スタア(竹内結子)をどうするのかにも注目。。。

古沢良太氏の力量がいかんなく発揮された作品になっているぞい。
あらすじ
“英雄”と謳われた詐欺師〈三代目ツチノコ〉が死んだ。
その元で腕を磨いた過去を持つダー子、ボクちゃん、リチャード。
当代随一の腕を持つコンフィデンスマンによって密かに受け継がれる〈ツチノコ〉の称号をかけ、3人の真剣勝負が始まる。
舞台は世界中のセレブが集まる世界遺産の都市〈マルタ島・ヴァレッタ〉。
狙うは、莫大な財を成し引退したスペイン人の元マフィアが所有する、幻の古代ギリシャ彫刻〈踊るビーナス〉。
それぞれの方法でオサカナに近づく3人だったが、そこに警察さらにはインターポールの捜査の手が迫っていた・・・。
果たして最後に笑うのは誰なのか! ?
まったく先の読めない史上最大の騙し合いが始まる! !
そして、本当の〈英雄〉、最後の〈真実〉とは?! ?
出典:Amazon 作品紹介
今回のオサカナは「元マフィアが所有する古代ギリシャ彫刻」。
ルパンやコナンシリーズでもお馴染みですが、芸術品がこんなに高額になるのはなんでなんでしょうか。
今度考察してみたいところです。。。
ストーリーとして今回面白い試みなのが、ダー子、ボクちゃん、リチャードが協力するのではなくライバルとして動く点。
笑えるし、ハラハラする展開もあり、スカッとする仕掛けもあり、すべて見終われば「さすが…」と感嘆するしかない作品となっています。

以下、ネタバレ含むため注意するんじゃぞ。
みんなの感想・評判・評価
ツイッターやレビューでのみんなの感想の主なものをピックアップしてみました。
- 裏の裏をかく騙しあいのバトルは爽快で痛快
- 強いて感想をいうのであれば「やられた…」
- 赤星!赤星!
- 二転三転どころかサイコロのように転がされた
- これまでのシリーズを観てきた側からするとなんとなくわかった
以上のように、これまでのシリーズのファンでも新規でも楽しめた作品になっているのではないでしょうか。
展開を読めた猛者もいるようですが、読めていたとしてもストーリーとして完璧ですし、これまでのシリーズで出てきていたキャラがちらっと入ってくるのは個人的にすごく好きなのでまったく問題ないのではないでしょうか。
全体を通して、かなりの高評価でした。

ドラえもんやクレヨンしんちゃんシリーズの映画では映画キャラはあまり続編で出てきておらず、子供ながらに寂しい思いをしていました。コンフィデンスマンJPシリーズはしれっと小物がドラマシリーズから来ていたりとクスっとできるところが多く最高です。
コロナ化でどのように撮影したのか(ロケ地はどこ?)

今回作品が公開されたのは2022年1月で撮影は2020年から2021年にかけてされてきたとされています。
2020年、2021年はコロナ化の真っ只中。どのように作品を撮影したのでしょうか?
結論から言うと、少人数の撮影班のみマルタ入りし、背景を撮影した後、残りの大半は国内で撮影したというのです…
国内で撮影した主なロケ地は以下のとおり。
- 神奈川県逗子市のリビエラ逗子マリーナ
- 和歌山市の人工島・和歌山マリーナシティ内のポルトヨーロッパ
- 和歌山県上富田町の南紀白浜リゾートホテル
作品を映画館で観ていたときは「いやぁーこのコロナ化でよく俳優陣がマルタに行って撮影できたなー」とぽけーっと見ていましたが、実は国内とのこと。
CGのすごさはわかっていましたが、、、こんな映像という意味でも「騙されていたのか」と驚きました。

上図のマルタを背景とした動画・写真ですらCG合成とのことじゃ。
伏線回収はどうだったか
本作での見どころの一つである大どんでん返し。
シリーズを観てきた人たちは構えてみるため、やっこになって犯人やストーリーを予想しますがさすが古沢良太、そんなハードルは軽く超えてきました。
ボクちゃん視点が多く、騙され役になってくれることで視聴者も一緒に騙される。
インターポールが怪しいことはわかりきっていましたが、まさかの最初から仕組まれていたとは似非インターポールがアホすぎます。
調べもの(今回のターゲットがどんな人物かなど)をしっかりすればわかるんじゃないの?と疑問に思い、ご都合主義だなーと嫌な感想が芽生えますが、それはエンターテイメントとして見て見ぬふりをすべきですね。
ほかの作品でもあるような、すべてが仕込み・演出という大どんでん返しはありきたりですがやはりスカッとした演出です。
コンフィデンスマンJP劇場版の前作や「カラスの親指」など。
仕込みが丁寧に描かれるものは抜群に面白いです。

伏線回収、問題なし!最高でした!
三浦春馬(ジェシー)と竹内結子(スタア)
2020年に亡くなられた三浦春馬と竹内結子も本劇場版シリーズでは圧倒的な存在感で描かれ、本作でどのように扱われるのか注目が集まっていました。

まずジェシーこと三浦春馬の存在は最後のネタバレシーンにて存在が示されました。
似非インターポールのアジトを清掃・管理していた使用人?を口説き、世界一周させるところで小屋をがら空きにさせるため出てきました。
それらしいジェシーの出演のさせ方にリスペクトを感じ、おぉーと映画館で頷いてしまいました。

そして我らがスタアこと竹内結子も似非インターポールの金庫の設計図を奪うところに存在が示されました。
お二人ともそれらしい出演でなぜか感慨深くなり、よくぞ盛り込んでくれたと涙ぐみそうになりました。
あとはやはり、山田孝之でしょうか。
登場は1分もなく数秒で、赤星の特殊メイクのためにジョージ松原として協力していたようでした。
「ウィ」というセリフのみで、まさかすぎて映画館で爆笑していました。
これまでのシリーズは以下ご参考。
→コンフィデンスマンJP ドラマシリーズ(Amazon リンク)
→コンフィデンスマンJP プリンセス編(Amazonリンク)
最後に
全シリーズを観てきていると、これまでの作品の登場人物や小物がしれっと出てくるため、「アハ体験」的な楽しさもあります。
劇場版だけではなく、ドラマシリーズから見ると多くの登場人物の背景が見えてくるため面白いのでおすすめです。
次回以降も楽しみですね。

DVDそろえようかなぁ。。。
さて、それでは本ブログお馴染みのまとめ五七五です。
どこまでも
期待を超える
古沢良太
私は古沢良太氏の作品がやっぱり好きなようです。
リーガルハイ然りで、コメディもシリアスもストーリーも好みなのですっと入ってきます。
リーガルハイは俳優陣でやらかしの人がいるからなのかなかなか続編が出ませんが、ぜひとも続編出してほしい作品です。
コンフィデンスマンJPシリーズをお好きな方であればリーガルハイも楽しめると思いますのでぜひご覧ください。
DVDリンク:リーガルハイ
締めの五七五はまとめでも整理していますのでもしよければみていってください。
記事:これまでのまとめ五七五
ではでは。