天竺鼠川原は生粋のボケであり笑い脳


皆さんは天竺鼠というお笑いコンビをご存じでしょうか。キングオブコントへの出場やM-1準決勝に常連だったりと有名なコンビです。その中でも今日はボケの川原さんの天才ぶりにふれていきたいと思います。
※全員尊敬しておりますが本記事ではみなさん敬称を略しております。
目次
天竺鼠川原が生粋のボケである理由
経歴などよりもまずは、天竺鼠川原の生粋なるボケ(天然ではない)であると考える理由を説明します。
- ボケの芸人もツッコミとさせてしまう
- どんな状況でもボケてくる
- すべったボケでも続けるメンタル(笑いまでもっていく)
- 奇抜なボケだけと思いきや王道もつかってくる
- とにかくシュール
これらの理由に関するネタ・エピソードをご紹介します。
野生爆弾くっきーがツッコミにならざるを得ない

奇抜なボケや白塗り顔物まねなどで有名な野生爆弾くっきーはお笑い好きであればもちろん知っていると思います。
その野生爆弾のくっきーがツッコミになってしまうほどとある番組でボケ続けるのです。
祇園笑舎という企画で、「コンビではない芸人同士が1時間ほどしゃべり続ける番組」です。ここでくっきーを川原がボケで圧倒します。
くっきーも負けじとぼけるのですが生粋のボケ川原にかき回されてしまいツッコミとならざるを得ないのです。
あの動画を見たときは衝撃を覚えたものです。同じボケでも何度も繰り返せるメンタルも持ち合わせており、そのシュールさもそこらの芸人とは別格の能力です。
どんな芸人もツッコミにさせてしまう能力…すばらしいです。
ショートコントをやるコント
続いて衝撃を覚えたネタのご紹介です。
この動画はショートコントをやるコントです。
ショートコントそのものをいじるという発想がやばいです。
とにかくシュールです。
瀬下がなかなか突っ込まないというのも良いですね。
そして休憩タイムを本番でやるという…

今回の動画はyoutubeですが、普通のネタ番組でもがっつり弁当をたべていました。さすがです。
「おまえも少しでも食べないと後半のショートコントもたんぞ。」
このセリフだけでも爆笑でした。ファンになりました。
天竺鼠は関西では有名ですが関東ではあまり知名度が高いとは言えません。
キングオブコントでの寿司ネタ
この「寿司」コントは2013年のキングオブコントで披露されたネタです。
この世界観は天竺鼠でしか表現できないであろうネタで見事としかいいようがありません。
コントと言えるのか?という疑問もあるようなネタですが、それをキングオブコントという大会でぶち込んでくる胆の太さはあのダウンタウン浜田が「やりおったな」というほどの太さかと。
ネタとしては、寿司のネタが「Alexandra Stan – Mr Saxobeat 」のリズムにのりながらダンスを踊るという意味不明なネタです。

ダンスがうまいのもツボです。笑
一種の発明ですね。らしさがものすごく出ていたかと。
評価としてはめちゃくちゃ高いものでは無かったですが最高でした。
あとキングオブコントでのネタ終了後のコメントも秀逸でした。
ダウンタウン浜田が観覧している芸人に振るところをいきなり、「じゃあパンサー」と川原が振るというボケ。
浜田も1テンポツッコミが遅れるほどの唐突のボケでした。どんな状況でもボケられてそれがわかりやすいというのは才能ですね。
キングオブオブコントのネタは天竺鼠のyoutubeチャンネルでも上げられていないため、「Paravi」という動画配信サービスから見ないといけないようです。
過去作まで追いたい人はぜひ登録してみてください。

公式サイトはこちら。
また、M-1が過去分含めて観れる動画配信サービスもご紹介します。
有名なAmazonプライムです。ご参考までに。
そのほかシュールなネタまとめ
好きな小ネタは以下のとおりです。
・電話で最後に「ポテンヒット」というネタ
・漫才でスタンドマイクの前に立ち、観客に下がってもらうというボケ
・漫才を辞めさせてもらうのを期待して待つという漫才
・つかみ「この場所とっておいたで。他のボケ芸人にとられたらアカンからな。」
など面白いネタが大量です。
漫才としてはしゃべくり漫才要素が少なく、「強烈なネタ」がすごいなという単発の評価のためM-1などには不利なんでしょうね。
⇒これはナイツ塙の著書「関東芸人がなぜM-1で勝てないのか」にて触れていますので確認してみてください。
このようなネタを量産する天竺鼠とはどのようなコンビなのでしょうか。
天竺鼠の経歴
天竺鼠はNSC大阪26期生となります。コンビの出会いは鹿児島の高校時代です。
同期は豪華なメンバーがおり、
・藤崎マーケット
・かまいたち
・和牛
・BKB
・etc…
となります。
キングオブコントに常連のように選ばれるが大きな大会での優勝はありませんが、多くの印象を残しているコンビとなります。
ABCお笑いグランプリでは最優秀新人賞(2009年)や優勝(2014年)しています。
東京ではあまり有名ではありませんが、大阪では知名度もある芸人となります。
最近では川原のyoutubeチャンネルが有名です。登録者数8.5万人。(2020年4月29日現在)
この動画だけでもボケ度具合がわかると思います。笑
天竺鼠の印象
私が天竺鼠を知ったのはいつだったでしょうか。
レッドカーペットだったか、何か忘れてしまいましたが奇抜なボケをするなという印象です。
どんなバラエティでもボケ続けてしまうためツッコミも扱いづらいような芸人です。
そこは各ツッコミの度量を見せてほしいところではありますが、番組としては扱いづらいんでしょうね。
ナイツの「言い訳」という本にも書いてありましたが、今は芸人が番組案を出すのではなく番組スタッフが考える内容で扱える「操り人形」のような芸人が求められています。
そんな中ボケ続ける川原は、生粋の芸人だと素人ながらも思えます。
ナイツ塙さんの著書曰く「笑い脳」だと思います。
もっと活躍してほしいですね。

天竺鼠 川原のなりきりなすびくん(サングラス付)

天竺鼠4 [DVD]
まとめ
いかがでしたでしょうか。
私が尊敬してやまない天竺鼠の川原の紹介でした。
気になる人はyoutubeチャンネルを登録してみてください。
では最後に本記事を五七五でまとめてみたいと思います。(恒例です。)
空気読む?
いつでもボケる
The芸人
彷徨うシカ
ボケ続ける気概はすばらしいです。
でもちゃんと空気を読むときは読むんですよ。そしてボケますが…笑
他のまとめ五七五は以下にまとめています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
ではでは。