【漫画・アニメ】ワールドトリガーのすすめ

彷徨うシカ
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私がおすすめしたい漫画「ワールドトリガー」を今回ご紹介します。

2020年夏もしくは秋に第2期のアニメも放送されるみたいじゃ。

導くフクロウ
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皆さんワールドトリガーという作品を知っていますか?

少年ジャンプで連載されている人気漫画です。

一時期、作者の葦原大介先生が体調不良となり連載ストップしていましたがジャンプスクエアで再び連載され始めています。

他の漫画にはない魅力がたっぷり詰まった作品になっており、複数vs複数の戦闘を考えると間違いなくトップレベルの作品です。

強敵の出現で負けそうになり、努力と愛で必殺技をぶっ放し倒す」ような物語に辟易してきた人には刺さる作品となるでしょう。


この作品に合う人
・戦略が好きな人
・チーム戦、チームスポーツが好きな人
・弱い主人公(チート無し)でも良い人
・SFが好きな人
・the少年漫画が好きな人

一方で次に該当する人はあまり本作品は合わないかもしれません。

この作品に合わない人
・チート主人公が勝つ愉快痛快な展開が好きな人
・人の生き死にといった漫画内でのグロ・ハラハラ感が好きな人
・SF展開が苦手な人

この作品に合う項目に一つでも該当した方はぜひご一読することをおすすめします。

では詳しくみていきましょう。

本作品の概要

本作品の概要は次のとおりです。

・作品名:ワールドトリガー
・作者:葦原大介
・出版社:集英社
・掲載誌:週刊少年ジャンプ、ジャンプスクエア
・掲載開始時期:2013年
・アニメ(第1期):73話(東映アニメーション)

本作品の概要
・作品名:ワールドトリガー
・作者:葦原大介
・出版社:集英社
・掲載誌:週刊少年ジャンプ、ジャンプスクエア
・掲載開始時期:2013年
・掲載巻数:22巻(2020年7月現在)
・アニメ(第1期):73話(東映アニメーション)
導くフクロウ
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葦原先生は「賢い犬リリエンタール」という作品も過去書いているぞい。

あらすじは次のとおりです。

人口28万人が暮らす都市・三門市に、ある日突然異次元への「門」が出現。
門から襲い来る異次元の侵略者「近界民」の手により、付近の街はたちまち戦火に巻き込まれてしまう。
地球上の武器が通じず、人々が都市の壊滅を覚悟した…そのとき!
謎の対抗組織・界境防衛機関「ボーダー」が突如として戦闘に介入。
迅速に事態を鎮静化させたのであった。
ーそして、月日が流れること4年…。
ボーダーの訓練生で市内の学校に通う三雲修と、自ら「近界民」と名乗る謎の転校生・空閑遊真との運命的な出会いをきっかけに、物語は大きく動きはじめるー。

出典:ワールドトリガー.info

まさしくSFのお話です。

このような設定に疑問をもたずにすんなり受け入れられる読者の器があれば楽しめる作品になっています。

ワールドトリガーをおすすめする理由

彷徨うシカ
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私がワールドトリガーをおすすめする理由を書いていきますね。

勝つ理由・戦略がしっかりしている

ワールドトリガーの魅力はなんといっても戦闘における戦略・意図がしっかりしていることに尽きますね。

最強な能力や強い武器が出てくることなく、利点・欠点が双方しっかりある武器を登場させています。

武器の扱い方や構成がそれぞれキャラによって異なるためキャラが立っていることも魅力ですね。

戦闘においては単純な必殺技の応酬があるような漫画ではなく、頭を使った闘いをしなければ強者でもすぐに負けてしまいます。

1対多の戦闘も勝利のためならば考えますし、戦略も重要になっています。

  • どこの部隊がどこに配置されているのか
  • 誰がどのような武器を所持しているのか
  • 周辺の環境(立地)はどうなっているか

他にもいろいろなことを考えながらそれぞれのキャラが戦っています。

すべての戦闘シーンにおいて勝つ理由がしっかりあります。反対に負ける理由もわかるということです。

彷徨うシカ
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主人公たちも普通に負けます。惨敗します。

この戦闘における公平感・納得感が本作を魅力にさせる要因かなと思います。

圧倒的強者でも負ける

強者でも戦略が噛み合うことで負けてしまうという展開(いわゆるジャイアントキリング)が平然と起きてくるのも熱い展開です。

能力的には勝てるわけがない強者に対しても戦略的に数人であたることにより勝利することができます。

このジャイアントキリングはどんな漫画でも起こりますが、”努力や熱意・必殺技“だけで説明されるのではなく”戦略“をもって勝利するところが好きなポイントです。

主人公が強いわけではない

三雲 修

正義感が強く、信念を曲げない勇敢な隊長。
レイガストとアステロイドを主に使う射手で、トリオン量や身体能力は一般的な隊員より低いが、知恵と工夫で相手を攻略する。近界民に攫われた人々を取り返すため、遠征部隊を目指す。

■年齢/15歳(中学生)

■誕生日/5月25日(うさぎ座)

■血液型/A型

■身長/168cm

出典:ワールドトリガー.info

公式サイトでもしっかり一般的な隊員よりも能力が低いと書かれてしまっています。

そんな主人公でも戦略や工夫を駆使しながら目標のために試行錯誤します。

この圧倒的強者でない主人公がいることで工夫・戦術・戦略をメインに戦闘が展開されるのでしょう。

ジャンプ漫画特有の修行でパワーアップ!!も大してこの主人公においては他の才能があるキャラクターと比べるとあまり効果がありません。

けっこう残酷ですが、それでも主人公はチームとして強くなるために悪戦苦闘することになるのです。

その試行錯誤までしっかり描いてくれるので「なんでそんなに強くなったの?」という謎の修行タイムリープがあまり無いのも好きな理由ですね。

彷徨うシカ
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こう書いてきましたが修行タイムリープもそれはそれで好きなんですよね。笑

戦闘シーンではない広報・政治部分にも焦点をあてている

ネタバレになるためあまり具体的なことは書きませんが、SF漫画では珍しくしっかり広報や政治面も描いています

そのようなキャラも主要キャラとしてしっかりでてきます。

ボーダーの資金調達や管理をする、営業・外務部長。国内外でも協議・交渉をすべて一人で捌くことができるほど、折衝能力が高い。

出典:ワールドトリガー.info

テレビ・新聞・雑誌など、あらゆるメディアに精通している敏腕スポークスマン。ボーダーの印象向上や問題の処理・隠蔽に奔走している。

出典:ワールドトリガー.info

ボーダーという機関が成り立つための動きもさらっと描いていることがとても魅力ですし、衝撃でした。

おお、そういうところまで矛盾や気になる点を少なくするために描くのかと驚いたことを覚えています。

戦闘のあとに記者会見をする漫画はなかなか珍しいと思います。笑

彷徨うシカ
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この記者会見は名シーンも多いのでぜひ読み進めていただければと思います。

名言の数々

どんな漫画にも名言は多々ありますが、ワールドトリガーにおいても名言が多くでてきます。

その中で私が好きなものを抜粋しますね。

1つ目。

「僕がそうするべきだと思っているからだ!」

出典:ワールドトリガー(三雲修)

弱い主人公が「なぜそんなに足掻くのか」と、強者から尋ねられたときに回答した名言です。

主人公の頑固で芯が通ったキャラクターを表現した力強い言葉かと思います。

どんな理由でもこのセリフで答えられる芯がある人間になりたいものです。


2つ目。

目の前の目標から目をそらして方向の違う努力に時間を費やすっていうならそれは単なる現実逃避よ。

私はそんなことに付き合うほど優しくないし、暇でもないの。

出典:ワールドトリガー(木虎藍)

主人公が試行錯誤しているときにかけられる言葉です。

なかなかひどい言葉ですが、正論をしっかり言ってあげるのも主人公のためですね。

どんな人生の人にもあてはまりますね。


3つ目。

気持ちが入った隊員の戦いが気合が入っていると言った解説に一言、太刀川という圧倒的強者のキャラが言う言葉。

「気持ちの強さは関係ないでしょ。勝負を決めるのは実力・戦術、あとは運。気持ちの強さで勝ち負けが左右されるっていうんなら俺が一番になれるはずがない」

出典:ワールドトリガー(太刀川慶)

このセリフはワールドトリガーの戦い方の真髄が見える気がしますね。

同じチームメンバーのために本気で気合を入れて戦う隊員に向けて言う言葉としてはかなり辛辣だと思われるかもしれません。

しかし、このあとにフォローする言葉もかなりの名言です。

「勘違いするなよ、おれは気合の入った勝負は大好物だ。けど気持ちの強さで勝負が決まると言っちまったら、じゃあ勝負に負けたほうの気持ちがしょぼかったのかって話になるだろ。」

出典:ワールドトリガー(太刀川慶)

しびれる名言ですね。

どんな戦い、スポーツでも言える言葉ですね。

個人的には太刀川の言うように勝負中の気持ちはそこまで関係無いと思いますが、それまでの準備や努力、過程には気持ちも重要だなと思います。

いやあ、それにしてもいい名言です。

画像もあると余計に響きますよ。ぜひ読んでもらえたらうれしいです。

彷徨うシカ
彷徨うシカ

ここまでべた褒めしたので、多少気になる点も書いておきましょう。

気になる点

読者によっては気になる点もあるかと思いますが、それもご愛敬ということでご一読いただければと思います。

  • SFの設定に疑問・矛盾を思えてしまう可能性がある
  • 国(?)というか政府の動きが見えない
  • 模擬戦は淡々とすすむから刺激が少ない
  • 主人公がチート的に強くならない

これらの部分が気になる方はいるかもしれません。

人の生き死にがあまり起こりづらい模擬戦に力を入れているため、もしかしたら緊張感が無いと感じる方もいるかもしれません。

そこに刺激を求めるのであれば本作品は少し合わないかもしれません。

この作品の魅力はなんといっても闘いそのものなので、生き死にはあまり関係ありません。

絵もきれいで見やすいので、戦闘シーンはおすすめできますよ。

最後に

いかがでしたでしょうか。

具体的なネタバレを書かずに抽象的な話ばかりで書いてみました。

これで魅力が少しでも伝わればうれしいです。

ワールドトリガーを無料で読める方法を探してみましたが、全巻分無料は難しいようです。

少年ジャンプ+であれば100話まで無料で観ることができるみたいです。

少年ジャンププラスHP

一気に読んでいきたいのであれば全巻購入もおすすめです。

また、アニメも数十話放送されていますのでそちらから入るのもありですね。

アマゾンプライムであれば登録さえすれば今の時期であれば無料視聴可能です。

アマゾンプライム


まだまだ盛り上がりをみせるワールドトリガー。

これからでも追いつけますのでぜひご覧になってみてください。

では最後に本記事を五七五でまとめたいと思います。(本ブログ恒例です。)

勝つために

戦術巡らし

もつトリガー

一読もしくはアニメの一視聴をぜひおすすめいたします。

数話分は合う・合わないがあるかと思いますので5巻ほどまで我慢して読んでみてください。

以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

ではではー。